DQ10のスキルの多様化
最近は「人付き合いの方法」から離れた記事が多くなってます。
今回は、前々回で触れた「スキルの多様化をすると、こんなに戦闘が面白くなるんだよ!」っていうのを纏めます。
<以下詳細>
はじめに、この記事は「ラグナロクオンライン」(※以下RO)のスキル内容を参考にしています。
「何故別のゲームが出てくる?」と思われた方は当然の反応かと思います。
詳しくは「DQ10とチームの関連性」(http://goma-taro.hateblo.jp/entry/2013/05/13/184948)で触れてますので、興味がある方はご覧いただけたらと思います。
では早速はじめていきます。
赤字・・・DQ10
青字・・・RO
○共通点(両ゲームが似通っている点)
- <全MP消費攻撃>
- マダンテ(全MPを消費し、全体に消費量に比例したダメージを与える)
- 阿修羅覇凰拳(全MPを消費し、一体に消費量に比例したダメージを与える)
- <相手のMP回復手段>
- MPパサー(自分の38MPを相手に渡す)
- ソウルチェンジ(自分の全MPと相手の全MPを入れ替える)
- <自分のMP回復手段>
- マジックルーレット(ランダムにMPを回復する)
- 生命力変換(自身のHPを犠牲にMPを回復する)
- <設置系>
- バナナトラップ(1ターンの間行動停止)
- アンクルスネア(罠キット1個を消費、数ターンの間移動停止)
- <自己強化>
- 魔力覚醒(1分の間、魔法による与ダメージ2倍)
- 魔法力増強(次に唱える魔法による与ダメージ最大1,5倍)
- <身代わり系>
- 仁王立ち(数ターンの間、周囲の仲間をかばう、効果中は戦闘行動が不可能)
- ディポーション(数分の間一人をかばう、比較的離れていても有効、効果中は戦闘行動が可能)
<解説>
DQ10とROの違いは、行動終了後の待ち時間にあります。
DQ10は、次の行動までの時間を必要としますが、ROはスキルによる多少の硬直はあれ、即次の行動に移れます。
従って、最強スキルを連発できないよう、各スキルに「クールタイム」(スキル使用後、同じスキルが使えるまでの待ち時間)が設けられており、複数のスキルを組み合わせる戦術が必要になります。
では、次にDQ10にはなくROにある、面白いスキルを紹介します。
○DQ10にはない点
- <パッシブ系>
- フリーキャスト(魔法の詠唱中、移動する事が出来る)
- SP回復力向上(10秒毎にSPが自然回復する)
- トラップ研究(罠によるダメージを増やし、最大SPを増やす)
- <攻撃系1>
- グランドクロス(HPを犠牲に、自身の周囲に物理・魔法判定のダメージ)
- アックスブーメラン(武器の重さに比例してダメージが上昇する、中距離攻撃)
- アシッドデモンストレーション(相手の守備力が高い程ダメージを与える)
- <攻撃系2>
- ユピテルサンダー(雷魔法で、相手は受けた際、大きく後ろに吹き飛ばされる)
- ソウルブレイカー(物理攻撃力と魔法攻撃力がダメージに影響する中距離攻撃)
- バイオプラント(触媒を消費し、地面にIAを持つ植物生命体を生み出す)
- <地面設置系:攻撃妨害>
- ファイアウォール(自分の前に炎の壁を展開、敵が触れるとダメージを負う)
- クァグマイア(地面に泥濘を作り、そこにいる間は移動速度や各種能力減少)
- マグヌスエクソシズム(悪魔とゾンビ系のみダメージを負わせる聖域を展開)
- <地面設置系:強化支援>
- セイフティーウォール(複数回、近距離物理攻撃を無効化するバリアを展開)
- サンクチュアリ(敵味方関係なく、地面に数秒毎に回復効果のある聖域を展開)
- ランドプロテクター(地面に設置系スキルを置けなくする魔法陣を展開)
- <弱体系>
- レックスエーテルナ(次の1撃に対し、2倍のダメージを受ける状態にする)
- ストーンカース(数秒後に石化させる)
- フルストリップ(相手の全装備を外し、一定時間装備不可能状態にする)
- <強化系>
- サフラギウム(相手の唱えるスキルの詠唱時間を短縮する)
- グロリア(PT全体の幸運を上げる)
- 速度増加(相手の攻撃速度と移動速度を上げる)
- <罠系>
- フラッシャー(敵が踏むと、その周囲の敵複数を暗闇状態にする)
- ショックウェーブトラップ(敵が踏むと、その敵にSPダメージを与える)
- ファイアリングトラップ(敵が踏むと、周囲に数秒連続でダメージを与える)
<解説>
ROは主に「対モンスターに効果のあるスキル」「対人に効果のあるスキル」「両方に効果のあるスキル」に分かれています。
DQ10では対人は未実装ですが、近々「闘技場」が実装される予定なので、対人戦で戦闘が盛り上がるようなスキルがあると面白そうです。
また、スキルによって「力」や「魔力」だけがダメージに影響しているのではなく、中には「器用さ」「武器重量」など複数の数値がダメージに影響する技もあります。
地面設置系は、その範囲内でしか効果がなく、言うなれば「暴走魔法陣」のようなスキルの事を指します。
罠は事前に仕掛ける事で、敵がそれを踏んだら発動するタイプです。DQで言うと、盗賊の「クモノ」と同じタイプのスキルになります。
次に発動に複数人が必要な、変わったスキルを紹介します。
○協力技
- <協奏系:一定の範囲に及ぶ協力技>
- ロキの叫び(敵味方関係なく、全てのスキルと魔法が不使用になる)
- イドゥンの林檎(味方の最大HPを増やし、HPを徐々に回復させる)
- ブラギの詩(味方のスキル発動時間と、スキル発動後の硬直を減らす)
- <その他>
- 聖体降臨(聖職者2人で発動、一人の防御属性に聖なる力を与える)
- コメット(魔法使い2人で発動、大規模範囲にて隕石を落下させる)
- ギャングスターパラダイス(ヒャッハー2人で発動、敵にターゲットされない)
<解説>
協奏系は、発動者はスキル発動中、他の行動が出来なくなります。
男の楽師、女の踊り子の2人による協力技です。
他には、同じ職業同士が協力して、大きな効果のあるスキルを発動するなどがあります。
DQで言うなら「ミナデイン」のようなスキルになります。
次に、ちょっと変わったスキルを紹介します。
○変わったスキル
- <パッシブ系スキル>
- ソウルドレイン(自身が倒した敵から自動的にMPを吸い取る)
- 回避率増加(回避率を高める)
- フェイス(最大HPを増やし、聖なる耐性を高める)
- <移動系スキル>
- ハイディング(姿を消し、攻撃を回避する+効果中は敵の的にならない)
- テレポート(広域なランダムな位置に移動する)
- 残影(短距離になるが指定した位置に移動する)
- <特定のスキルの対策スキル>
- サイト(周囲に隠れている敵の姿を暴く)
- リムーブトラップ(目の前の罠を取り除く)
- フルケミカルチャージ(装備の破壊効果のあるスキルから一定時間守る)
- <その他の面白いスキル>
- バックスタブ(敵の背面から攻撃すると、大きなダメージを与える)
- アクアベネディクタ(空き瓶に水を入れ聖水を作る、足元に水がある所で可能)
- 白羽取り(相手の攻撃に合わせ使えば、相手の動きを止められるが自分の動きも止まる)
<解説>
ただダメージを与えるだけではなく、多種多様なスキルが様々な状況を作り、それを打ち破るスキルも複数用意されている、そういう戦闘ってワクワクします。
俺自身、自分で書いたスキルを読み返して楽しかったです。
あと、こんな風に思うような戦闘がしたいなーとも。
また、闘技場などの対人戦でも、対人向けの駆け引きが出来、楽しくなると推測します。
全体的に見ると、設置系スキルや、罠タイプのスキルなど、既にDQ10にも存在しているので、違和感なくプレイヤーに受け入れられるのでは、と推測します。
<多種多様なスキルがもたらす利点>
- 戦闘が終了するまでの間、展開がいくつも枝分かれし、大きく盛り上がる
- 職業を育成する過程で、職業特有の個性あるスキルを「何を覚えて何を切り捨てよう」など、考えながら育成する事によるワクワク感を得る事が出来る
- 対人戦に置いても、攻撃一辺倒ではない、駆け引きある熱い戦いが出来る
多種多様なスキルを取り入れるには、システム的なアップデートが必要です。
方法は「新たなスキルツリーを実装する」「今のスキルツリーの成長段階を200程度に増やす」「各スキルポイントで習得するスキル項目を選択制にするのか」「新たな職業で横に広げる方法にするのか」など、幾つか方法があります。
そこは後日、別の記事として纏めたいと思います。
上記のROのスキルは「戦闘を盛り上がらせる為」に「多種多様なスキルが必要」という事を示すための例です。
以上紹介したスキルの他にも、多くの個性的でユニークなスキルが実装されており、その全てにおいて実用性があります。
アドレス先の管理人に感謝しつつ、ROのスキルの一覧が載っている別のサイトをご紹介します。
・すきるしみゅれーた(http://uniuni.dfz.jp/skill4/)
大量な職業とスキルを綺麗に纏めてあるサイトです。
では、今回は以上となります。